活動レポート
點 Tenさん 書道ワークショップ
2025年10月8日
新堀小学校
10月8日(水)に書道家の點 Ten(てん)さんが新堀小学校を訪問し、5,6年生の複式学級を対象に書道のワークショップを行いました。
最初に點さんが書道のパフォーマンスを行いました。約4.2m×10mの紙の中央に、大筆で新堀小学校の「新」という字を書きました。「新」には、今日のこの出逢いと機会がこれからの新しい1日のはじまりになるように、という點さんから児童の皆さんへのメッセージも込められています。児童の皆さんは點さんの力強いパフォーマンスに釘付けになっていました。


続いて點さんが書写と書道の違いについてお話をしました。書写は1つのお手本を見ながら、誰が見ても美しいと思うような文字を素早く書くことが要求されますが、書道は文字を通して自由に自分の気持ちを表現します。しかしどちらも筆をまっすぐ立てながら、手首だけではなく体全体を使って書くことが重要です。


點さんのお話を踏まえ、実際に磨墨(まぼく)をして、自由に字や絵をかいてみました。墨自体の色の違いや磨った墨に加える水の量によって、書いた時の色が変わってきます。児童の皆さんは筆だけではなく、藁や羽、自分の手を使って書くことができる書道の自由さをとても楽しそうに体感している様子でした。


最後に、授業の始めに點さんが中央に書いた「新」を囲むように、各々が大筆を使って好きな漢字を書きました。大筆で大きな紙に字を書くことに難しさや緊張を感じている様子もありましたが、皆さんの堂々とした力強い筆運びにより、素敵な作品が完成しました。


感想発表の時間には「大筆で思いきり書くことができて楽しかった」「今日の体験を通して書道が好きになった」などの声が寄せられました。新堀小学校の皆さん、ありがとうございました。

