酒田市民会館 希望ホール KIBOU HALL

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活動レポート

小林真人さん クラスコンサート

2024年11月14日

西荒瀬小学校

11月13日から15日にかけて、市内小学校5校と酒田特別支援学校で、作曲家・ピアニストの小林真人(こばやしまさと)さんによるクラスコンサートを行いました。

今回は西荒瀬小学校での様子をレポートします。

大きな拍手で迎えられ小林さんが登場。児童たちの周りを歩きながら、鍵盤ハーモニカを演奏します。児童たちに鍵盤を押さえてもらいながらゲーム音楽や聴きなじみのある曲を演奏すると、音楽室は大盛り上がり。ピアノまで移動すると、鍵盤ハーモニカと同時に「赤とんぼ」を演奏しました。まるで歌っているような伸びやかな演奏に、児童たちは釘付けになっていました。

続いては小林さん作曲「薫風」の演奏です。「自分のお気に入りの景色を吹き抜ける、さわやかな風をイメージしながら聴いてみてください」と小林さん。児童たちは各々景色を思い浮かべて、優しい旋律に身を任せます。

次はディズニーメドレー。「エレクトリカルパレード」や「ビビディ・バビディ・ブー」などの明るい曲は、手拍子で参加してもらいます。

「星に願いを」では音楽室を暗くし、「この曲は自分の好きな場所で聴いてみて」と促します。児童たちは、さっきまで聴いていた場所の反対側やピアノの下に移動し、音が降ってくるのを感じていました。

「ミッキーマウスマーチ」は「いちご」「さくらんぼ」のリズムで手拍子を打ってもらい、通常の速さでうまくできた後は、倍速にチャレンジしていました。

次は、「戦場のメリークリスマス」。小林さんは高校時代にこの曲を弾けるようになりたいと思い、友達に教えてもらったのがピアノを始めるきっかけとなったのだそう。「やりたいことや好きなことがある人は、それに向けて何か行動を起こしてみるのもいいかもしれません」と語りかけます。

続いては、「校歌が変身!」のコーナー。いつも歌っている校歌が、ヒゲダン風やサンバ風に生まれ変わりました。アレンジによってガラッと雰囲気を変える様に、大きな拍手が起こりました。

最後は、小林さん作曲の「明日を信じて」。小学校の音楽の教科書にも載っている合唱曲です。「まず『私』を大切にして元気になったら、つながっているすべての『あなた』に優しい気持ちを分けて、元気にしてあげてください」と曲に込めた想いを語りました。言葉一つ一つを丁寧に歌い上げて、クラスコンサートを締めくくりました。

児童からは、

「本当に楽しすぎて時間が経つのがあっという間でした」

「場所によって音の感じ方が違ってとても面白かったです」

「『明日を信じて』は元気づけられる歌詞でした。自分が元気を分けられるようになったら、他の人を元気づけていきたいです」

などの感想が寄せられました。

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