活動レポート
奥田なな子 地域コンサート
2025.6.21
八幡タウンセンター 交流ホール
地域の施設で一流の演奏を楽しめる地域コンサート。今年度最初の公演は、奥田なな子さん(チェロ)、ゴウ芽里沙さん(ピアノ)のお2人です。開場前から多くのお客様が来場され、長蛇の列ができていました。
大きな拍手で奥田さんとゴウさんが入場。最初にリスト(カサド編曲)の「愛の夢」、続いて、カサド作曲「親愛なる言葉」を披露しました。お2人が奏でる美しい音色が会場中に響きます。続いて奥田さんによるチェロ独奏曲、J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV 1007 より プレリュード サラバンド ジーグ」。ゴウさんによるピアノ独奏曲、ショパン「即興曲 第1番 変イ長調 Op.29」。重厚なチェロの音色と迫力のあるピアノが来場者を魅了します。次は打って変わって日本の楽曲、平井康三郎「さくらさくらによるパラフレーズ」。ここでは、“ピチカート”と呼ばれる弦を指ではじく奏法を用いて演奏しました。続いてサン=サーンス「白鳥」。美しい白鳥を連想させる優雅な演奏に大きな拍手が送られました。プログラム最後の楽曲はメンデルスゾーン「チェロソナタ 第2番 ニ長調 Op.58 より 第一楽章」。鳴りやまない拍手に応えてアンコールでは「おくりびと」、「リベルタンゴ」を演奏し、盛大な拍手でコンサートは終演しました。
アンケートでは、「チェロの生演奏は初めて聞いたが、もっと聴きたいと思うほどよかった」「息のあった演奏が素晴らしかった」「また酒田に来ていただきたい」などたくさんの感想をいただきました。

【プログラム】
リスト(カサド編曲):愛の夢
カサド:親愛なる言葉
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV 1007 より プレリュード サラバンド ジーグ
ショパン:即興曲 第1番 変イ長調 Op. 29
平井康三郎:さくらさくらによるパラフレーズ
サン=サーンス:白鳥
メンデルスゾーン:チェロソナタ 第2番 ニ長調 Op.58 より 第1楽章
アンコール(おくりびと、リベルタンゴ)