活動レポート
ペタペタ!ワクワク!ミライのさかたをつくっちゃおう!
2021年7月24日(土)、10月9日(土)
希望ホール 小ホール
次代を担う子どもたちが文化芸術活動を行うきっかけづくりとして、アートにふれ、その面白さをを体験する工作ワークショップ「ペタペタ!ワクワク!ミライのさかたをつくっちゃおう!」を実施しました。
講師は、酒田市出身で児童用テキストの挿絵などのお仕事を中心に活躍されている、イラストレーターのrikkoさん。希望ホール小ホールにて、3~6歳のお子さんとその保護者を対象に大きな紙いっぱいに色々な道具を使って未来の酒田の地図を描きました。
〇7月24日(土)
1回目となるこの日は、12組25名の親子が参加。
床に大きな紙を敷いて、身近にある歯ブラシやスポンジのほかローラーなども使って描きます。
まずは自由に色を塗ったり絵を描いたりしてみます。
2つの班に分かれて作業スタート。子どもも大人も、絵具やクレヨンの好きな色で絵を描いたり、ブラシやスポンジを使って、色や形のでかたを楽しんだりしながらみんなで大きな絵を描きました。
次は、みんなで道を作ります。
事前に大きな紙に貼られたテープを剥がしていくと、カラフルな絵の中に白い道ができていきます。小さなお子さんもテープの端をしっかり持って慎重に道を作っていました。
道ができた地図の中に、事前に自宅で準備してきた、酒田にあったらいいなと思うお店や野球場、自分が欲しい車や家族などの絵を自由に貼っていきます。地図のどこに貼ろうか考えたり、これはどんなお店なのか話したりしながら貼りました。
2つの班の作品をつなげると・・・1枚の大きな酒田の地図が完成!
みんなで創った地図やそれぞれが描いてきた絵を見ながら、未来の酒田の街を散策しました。
〇10月9日(土)
2回目は、7組15名の親子が参加。1回目に続いての参加、「SAKATAアートマルシェ」で実施したワークショップ「コロコロ迷路を作ろう」に参加した方もいました。
今回も、1回目同様に作品を作っていきます。 歯ブラシ、ほうき、スポンジなどを準備しましたが・・・手足に絵具を塗ってスタンプにしてみる、足を擦りながら滑るように歩いてみるなど、体を使って色を塗る子どもが続出!時おり笑い声をあげながら、色々な感覚を使って表現することを思いっきり楽しんだ様子。
そうして出来上がった作品がこちら。みんなで地図の上を散策しました。
1回目とはまた違い、地図に残った数々の小さな足跡から自由にのびのびと楽しむ様子がうかがえる素晴らしい作品となりました。
「ペタペタ!ワクワク!ミライのさかたをつくっちゃおう!」と題して、令和3年度は2回のワークショップを実施しました。どの回でも、のびのびと絵を描くことを楽しみながら素敵な作品に仕上がりました。出来上がった作品は約1か月間希望ホールロビーに展示し、来館する多くの方にご覧いただきました。
参加した方は、「幼児でも参加しやすい自由度の高い内容で大満足している」、「親子一緒に、絵の具で大胆に楽しむというのは家では難しいので、良い思い出になった。参加人数もちょうどよく、2グループに分けていただいたので、遠慮しがちな性格の子どもものびのびと楽しめた」「自分の作品も使いながら、最終的には1枚の紙になることで、子どもながらに一緒にものをつくるという体験ができることが良かった」などの感想が寄せられました。