酒田市民会館 希望ホール KIBOU HALL

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活動レポート

大駱駝艦 田村一行 舞踏公演 舞踏酒田風土記 幽玄の論理

クリエーション

2022年12月12日(月)~17日(土)

希望ホール大ホール・小ホール

12月18日開催の『大駱駝艦田村一行舞踏公演 舞踏酒田風土記 幽玄の論理』に向けて、

「大駱駝艦」の田村一行さん、小田直哉さん、鉾久奈緒美さん、阿蘇尊さんをお迎えし、市民参加者、酒田舞娘の皆さんとの作品制作が行われました。

市民参加者は、10月に開催したオーディションワークショップで選ばれた、舞踏や演劇の経験者、シンガーソングライター、昔からの大駱駝艦ファンなど多様な7名の皆さんです。また、酒田文化の伝承者として活動を続けている酒田舞娘の皆さんから、地域の持つ魅力を本作品に一層取り入れるため、共演をいただくことができました。

12日に大駱駝艦の皆さんは酒田市に入り、市民参加者と共にクリエーションを開始。オーディションワークショップ以降、久しぶりの顔合わせで、最初は固い表情の参加者もいましたが、田村さんらの楽しく優しい声掛けにより一気に緊張もほぐれ、会場は明るく活発な雰囲気になりました。12・13日と、舞台での大まかなそれぞれの動き、位置、出捌けなどの指導を受け、また舞踏の型、独特の合図を覚えました。

今回は、酒田舞娘の皆さんが初めて加わった、14日のクリエーションと、本番の様子をレポートします。

クリエーション3日目の14日、会場に芸妓の小鈴さんと舞娘の千鶴さん、鈴華さん、鈴涼さんを迎え全員で簡単に自己紹介した後、さっそく稽古に入ります。市民参加者は全員が揃って登場する最初のシーンから、細かい動きを小田さん、鉾久さん、阿蘇さんと一緒に繰り返し練習。動き出しのタイミング、姿勢、かがんだ時の腰の高さなども、丁寧に合わせていきます。

舞娘の皆さんは、田村さんと一緒に舞台配置図を見ながら、冒頭の出演シーンから各々の動きについて説明を受けます。初めての体験に緊張気味の舞娘の皆さんに、田村さんが実際の演技も交えながら、丁寧に舞台のイメージ・世界観を伝えていきます。徐々に緊張も解れてくると、舞娘の皆さんから、活発に質問や意見が出てくるようになります。

『(登場シーンで)私、なにか頭に被ったほうが雰囲気出ませんか?』

という小鈴さんのアイディアは、さっそく田村さんが採用しました。

後半、曲に合わせて、シーンを皆で演じてみます。全員揃って演じるのは、これが初めてです。小田さんの合図をきっかけに動き始め、田村さんが身振り手振りを加えながら全員の動きに目を配り、細かく指導すると、それを一言も漏らさないようにと演者側は集中して受け取ります。

舞娘3人がそれぞれ男性の舞踏手にエスコートされて登場するシーンでは、田村さんがイメージをお話します。

舞娘の皆さんには、

『自分がどこを歩いているかも、手を引かれていることも分からない。自分の頭の中を彷徨っている感じです』

舞踏手には、

『誇張せず、空っぽの状態を意識して。壊れやすい幻の姿を、丁寧にそっと運ぶイメージで』とそれぞれ声をかけます。

音楽に合わせて、動きを確認します。衣装もメークもありませんが、舞娘の皆さんの美しい所作と、緊張感ある舞踏手たちの動きによって、一つの作品を見ているかのような感覚にすらなります。

その後も舞娘の皆さんが登場するシーンを中心に稽古を続け、この日は終了。どのような作品に成長し完成を迎えるのか、公演に向けて一層期待感が膨らんだクリエーションとなりました。

公演

2022年12月18日(日)14:00開演

会場 希望ホール大ホール

振鋳・演出・美術 田村一行

出演 田村一行 小田直哉 鉾久奈緒美 阿蘇尊/大駱駝艦

   大河原有佳 公平哲夫 斉藤巧 佐藤大介 佐藤正一 髙橋幸介 本田百恵

共演 酒田舞娘 

   芸妓/小鈴 舞娘/千鶴 鈴華 鈴涼

長年に渡り舞踏界を牽引する世界的舞踏カンパニー「大駱駝艦」で、中心メンバーとして活躍する舞踏手・田村一行さんが、希望ホール大ホールで新作『舞踏酒田風土記 幽玄の論理』を上演しました。

山形県庄内地域の伝承文化を題材にして、田村さんを始めとして大駱駝艦の舞踏手4名と、オーディションで選ばれた市民出演者7名そして酒田舞娘の皆さんが、約1週間かけて創り上げた渾身の作品。当初の販売予定席数は完売し、追加販売を行ったこともあり、開場前から多くの観客がホールに詰めかけ、開演を待ちわびる熱気を帯びた声が会場のあちらこちらから聞こえてきました。田村さんがワークショップで訪れた小学生たちの姿も多く見られました。

『旅の始まり』

暗闇の中、冷たい風音と共にどこからか聞こえる鈴の音。鈴を鳴らす舞娘に先導され、小田さんに背負われて登場する赤い着物を着た田村さんは、乳飲み子か、はたまた年老いた翁かのよう。2018年に本市の海向寺で即身仏と初めて対面した田村さんは、その出会いから生まれた様々な思いを抱きながら、今日まで踊り続けてきました。彼が、即身仏についてどのように表現するのか、酒田の地で創り上げられる幽玄の世界に、自ずと観客の期待が膨らみます。背を降り、ステージ中央に横たわる田村さんを、小田さんと鉾久さんがやさしく寝かしつけ、二人はそっと立ち去ります。

『深き淵より』『幽寂の即仏堂』

緞帳が挙がり、闇の中に彫刻のように白く浮かびあがる舞踏手10名。台上で静かに踊りが始まり、その後、横たわる田村さんを囲みながら静と動、緩と急が入り乱れた不思議な光景が繰り広げられます。舞踏独特の動きが身体の違いを際立たせ、ライトで照らされた各々が時に美しく時に不気味に舞います。再び舞踏手たちは台に座り、静かに田村さんを見守ります。

水滴の落ちる音だけが静かに響き続ける中、スポットライトに照らされた田村さんが目を覚まし、不思議そうに周囲を見渡しながら立ち上がります。

「あれ?」

田村さんの発声を合図に、全員でステージ上を歩き踊ります。いつの間にかステージ上は田村さん、小田さん、鉾久さんの3人だけとなりました。

『幽明境を超えて』『山から眺める』

手に持った石と共に、静かに3人の群舞が始まります。鍛え上げられた身体から生み出される、生命力あふれる息の合った動きは圧巻です。徐々に激しくなる踊りと共に、身体から白粉が神秘的に舞い上がります。

「あー!!」と声を上げ、上手と下手から他の舞踏手も石を手にして現れます。皆が中央に置いた石を田村さんが大切に積み重ね、石の山を慈しむかのようにソロで踊ります。他の舞踏手たちは、それぞれ『船上』や『山頂』の情景を生き生きと踊りで表現し、いつしか田村さんを丸く囲み、身体を左右に振りながら反時計回りで進みます。中央で両手を水平に上げ、静かに舞う田村さんの姿は、時空を自在に操る時計針のようにも見えます。

『砂潟の楼閣』

ステージ中央の奥、徐々に鮮やかな着物姿が浮かび上がります。舞娘の、千鶴さん、鈴華さん、鈴涼さんが、それぞれ舞踏手に導かれながら登場します。

艶やかな舞娘と、武骨な舞踏手との対比がとても美しく、不思議な世界観を作り出します。時折立ち止まり、あても無く歩く舞娘の姿は、どことなく中身の無い人形のようです。上手からは芸妓、小鈴さんが赤い台に乗り運ばれてきました。興味津々に、四方八方から小鈴さんを覗き込む舞踏手たちですが、小鈴さんの一喝で蜘蛛の子を散らすようにどこかへ退散して行きました。

「本日は、皆様ようこそおいでくださいました。酒田舞娘の踊りには、いろいろとレパートリーがございますが、本日は大変おめでたい『花笠音頭』をご披露させていただきます」

口上の後、小鈴さんの巧みな三味線と情緒豊かな唄に合わせて、舞娘が花笠音頭を舞うと、大ホールがまるで老舗料亭のお座敷になったかのような、豪華で華やかな雰囲気に包まれました。

『千百八十六回の夜』

暗転後、アップテンポな曲とともに、ステージの様子が徐々に見え始めます。中央に坐した小田さんの光る白い背、その奥に、先端に赤い長細い布の付いた竹を高々と振る、黒髪を逆立てた鉾久さん、一番奥の高い位置に、山の頂に立つが如く赤い着物の田村さん。白、黒、赤のコントラストが美しく、見る者の心に強く訴えかけてきます。田村さんが見守る中、左右に分かれて座す舞踏手たちは、小田さんに深く祈りを捧げるかのように、渾身の力を込めて踊ります。力強く躍動する各々の肉体は、人間では無い別の生命体のようにすら思えます。

小田さんの叫び声を合図に全員の踊りが止まり、静寂の中、鈴の音だけが響きます。座したまま、まるで亡骸のように動かなくなった小田さんを、皆が大事に抱えて祀り、静かに立ち去ります。その様子を離れた場所から見守り、何かを確認するかのように、一人そっと近づき様子をうかがう田村さん。苦しく悲し気な表情です。ステージ中央にしゃがみ込み、積まれた石を一つ一つ崩していきますが、中を覗き込むと、またしっかりと積み直します。ほほ笑みとも取れる表情を浮かべながら立ち上がると、繊細にそして力強くソロで踊ります。その迫力と緊張感、神秘性に観客は圧倒されます。田村さんの踊りが止まると同時に、暗闇と暫しの静寂が訪れます。

ステージの幕が中央から左右に開くと、金屏風を背にして壇に座した舞踏手たちが、強いライトに照らされ現れます。まるで内裏雛・三人官女・五人囃子の様に厳かに座るその姿は、クライマックスを予感させます。

石を抱くように縮こまって横になる田村さんを前にして、他の10名は檀上で踊り続けます。朝の訪れを知らせるかのように小田さんが鶏の鳴き声をあげると、田村さんが飛び起き、振り向き壇を見上げます。一列に並んだ舞踏手たちの股下を這いながら進む田村さん。舞踏手たちは、田村さんが通りすぎると壇から崩れ落ち、海原を漂うかのように嫋やかに舞います。最後に辿り着いたところは母の胎内を連想させます。へその緒で繋がる母を乞うかのように天を仰ぐ舞踏手10名と、彷徨い立ち尽くす田村さんを、ライトが暖かく照らしたかと思うと、静かに闇に包まれます。

暗闇の中、穏やかな音楽と共に、仄かに提灯の明かりが浮かび上がり漂います。それは、各々の人生、未来、愛する人、それとも生命でしょうか。消えないように、壊さないようにと、

慈しみ守りながらそっと歩む姿を、美しい踊りで表現します。ステージ中央の石に、即身仏の帽子(もうす)をそっと被せる田村さん。全員が石を囲み暖かく見守る中、鈴の音が一つ響き、静かに幽玄の世界が幕を閉じました。

客席からは、大きな拍手が沸き起こり、冷めやらぬ感動の中、カーテンコールが繰り返されました。

公演を終えた、田村さん他、出演者の皆さんをステージにお迎えして、アフタートークを行いました。暖かい拍手に迎えられ、皆さんが笑顔で登場します。

田村さんに、酒田で過ごした1週間について尋ねると、

「小学校でのワークショップでは、子どもたちから元気を貰ったというか、子どもたちに元気を吸い取られたというか。みんなすごく素直で、スポンジのようにどんどん吸収して、いろんな形で自分たちにすぐに返してきてくれました。夜は、ここにいる個性的な皆さんと、ほとんど休憩無しで作品を作り上げるという、大変ハードでとても楽しい1週間でした」

と答えてくれました。

次に、長年地域での作品創りに取り組んでいる田村さんですが、その魅力について尋ねました。

「表現の題材を自分の中に見つけるのは限界があります」

と語る田村さん。田村さんにとって生涯をかけた表現のテーマは一つであり、各地域を訪れたとき、その土地毎で自分のテーマとリンクするものに出会い、そこから踊りが生まれる、とのこと。次は何が自分を踊らせてくれるのだろう、と常に期待感を持ちながら地域での作品創りを行っているとのことでした。2018年、酒田市を始めて訪れた際の海向寺での即身仏との出会いは、田村さんの記憶に鮮明に残っていて、

「即身仏から強いなにかを感じました。それらは、決して言葉では表すことができない。だからこそ、この作品を通して踊りで表現したいと思いました」

と語りました。

また、希望ホールでの作品創りについて

「どの地域、どのホールでも今回のような舞台が実現するというわけではないんです。本作品の制作に携わった皆さんに、本当に感謝しています」

とお話になりました。

酒田舞娘との共演について、田村さんに感想を尋ねると、

「どの瞬間を切り取っても絵になる、とても美しい皆さん。小鈴さんが、細かいところを大事にしながら、舞娘の皆さんを丁寧に指導する姿が印象的でした」

とのこと。本作品では、古くから酒田に脈々と流れてきた酒田舞娘の歴史が投影されるよう、あえて『個』を消して心を空にして演じるようにと、田村さんから舞娘の皆さんにお願いしたそうです。

続いて、芸妓 小鈴さんが、大駱駝艦、舞踏との出会いについて語ります。

「4日前ぐらいまで、公演の詳細が全く分からない状態でした。衣装を着けた出演者の皆さんを見るのも今日が最初で最後なんです」

と小鈴さんが話すと、会場からは笑い声が起こります。

「田村さんが本作品について話した『現世と来世の合間を表現したい』という説明が

とても明確で分かりやすかったです。田村さんが描こうとしている世界観を壊さないように、できるだけ沿おうと終始心がけました。今回、ご一緒してみて、舞踏と舞踊には共通点が多いと感じました。多くのお客様から、真剣にご覧いただけたことが本当に財産。大きな挑戦だったが、大変良い勉強をさせてもらったと感謝しています」

という小鈴さんの言葉に、観客も大きく頷きます。

舞娘の皆さんからも一言ずつ、感想をいただきました。

3人の中で年長者の千鶴さんは

「普段、踊っている観光施設『相馬樓』と希望ホールのステージは全く様子が違い、とても緊張しましたが、貴重な経験ができたことに感謝しています」

と話してくれました。

今年、高校を卒業したばかりの新人、鈴華さんは、

「全く経験したことがない踊りと、作品の世界観に戸惑いました。上手く表現できない部分もありましたが、出演者の皆さんのおかげで無事に務めることができました」

同じく新人の鈴涼さんは、

「初めて、言葉が無い舞台というものにふれましたが、言葉が無いことで、観客一人ひとりが作品から何かを受け取り、自分なりに理解するものだと感じました。とても楽しい体験でした」

とそれぞれ感想を話しました。

市民参加の皆さんからも、今回の公演への想い、作品創りで感じたことなどを話してもらいました。

大河原さんは、隣の鶴岡市からの参加です。

「今回、色々と悩みながら参加に踏み切りましたが、とても楽しかったです。舞踏は一人ひとり違うものであり、自分の踊りが大切なのだと改めて感じました」

本多さん。

「希望ホールのダンス事業には何度か参加したことがありましたが、舞踏体験は今回が初めて。以前より大駱駝艦のファンで、皆さんとご一緒できてとても幸せでした。『空っぽにする』がなかなか上手くできず、いろいろ考えてしまい苦しみましたが、それも良い体験です」

斉藤さん。

「大駱駝艦の皆さんとご一緒できて、とても光栄です。貴重でありがたい経験だと思っています。実は、酒田舞娘を間近で見るのは、今回が初めてで、皆さんすごく綺麗で共演できて良かったです」

公平さん。山形市からの参加です。

「以前から舞踏に興味があり、今回思い切って参加しました。60歳を過ぎたことから、身体が思うように動かなくなってきましたが、動けないなら動けないなりに、これからも興味があることに積極的に参加していきたいです。若い皆さん、舞娘さんと一緒に踊れて大変歓喜しました」

佐藤(正)さん。

「人生最後の挑戦と思って挑戦しましたが、自分へのダメ出しが一番多かったです。田村さんが指導中に発した言葉、『観客に飽きられるよ』がとても印象に残っています。提灯を抱きしめるラストシーンでは、感動を抑えきれませんでした」

佐藤(大)さん。最年少の参加者です。

「自分は、踊りの経験が全くない素人。今回参加して、田村さんや他の皆さんと一緒に作品を創ることができて、上手く言葉にはできませんが、とても楽しかったです」

髙橋さん。

「題材の一つである出羽三山は、自分が幼いころから自宅から眺めている慣れ親しんだ山。昔から、『生まれ変わりの山』と言い伝えられていますが、それをこの公演で疑似体験させてもらったと感じています」

続いて、客席から質問をいただきました。

40代男性からは「『心を空にして』、『空っぽにして』という言葉が皆さんからありましたが、舞踏の振付を行う際、台本などはあるのでしょうか?」

田村さんが次のように答えます。

「自分は、テーマ、扱う題材によって振付方法を変えていますが、振りは頭で考えて作ってもいいものは生まれません。イメージを言語化したり、振りとして決定したりすると、その作業の中で切り捨てられてしまうたくさんの大切なものもあると感じることがあります。ですから今回は特に、振りをぎりぎりまで決定せずに、自分が対面して感じたことを、どのように目の前の現象として現せば、より多くのイメージを観る方に伝えられるかということを大切に振りを探っていきました」

続いて、30代女性の質問です。

「いろいろな解釈があると思いますが、白く塗ることは、イコール自分を空にするということですか?」

「自分の話すことが、舞踏家全てに通ずるわけではないですが、個性を消したところにこそ、僕は本当の個性があると考えています。昔からある、お面や舞踏会の仮面なども個性を消すという意味では同じですよね。普段の田村一行のときには絶対に恥ずかしくてできないことも、白塗りすることでできるようになることもあります」

と話す田村さん。

続いて小鈴さんがお話します。

「私たちが白粉を塗るのは、昔のお座敷の事情からです。電気の無い当時、うす暗いお座敷で、白粉の女性が浮かび上がると色っぽいですよね。より美しく色っぽく見せるため、お座敷のお客様に気に入っていただくためにと、長く育まれてきた伝統です」

最後に、田村さんから会場の皆さんに向けて、

「本日は、皆さん本当にありがとうございました。この公演は、自分にとって忘れられないものとなりました。お客様に作品を見届けていただけることは本当に嬉しいことです。自分たちはこれからも、楽しみながら命がけでこの瞬間にしかないものを創り続けていきます」

とのメッセージをいただき、客席からは惜しみない大きな拍手が起りました。

アンケートでは

「音楽、光、踊りでいろんな表現をしていてとても面白かったです。不思議な雰囲気だけど言葉がなくても伝わるものがあることを知りました(10代)」

「舞踏という身体表現を初めて観ました。観る手に感じること全てが委ねられる表現の世界がすばらしい(20代)」

「とてもアグレッシブで時折コミカルな動きがあり、そして壮大。酒田、庄内の文化を取り入れた題材にとても感動しました(30代)」

「素晴らしい構成と密度の凝縮された踊り、初源から現代、未来へと続く永遠の時間の旅、幕開きから今日の雪舞う寒風吹きすさぶこの地が思われ、置き去られる赤子、鈴の音に胸がつまりました。深い甘美な夢のようでした」

といった感想が聞かれました。

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