酒田市民会館 希望ホール KIBOU HALL

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活動レポート

新野将之アナリーゼワークショップ 

希望ホール 大ホール
2021年10月8日(金)

全国各地での演奏活動やアウトリーチ活動を精力的に行っている打楽器奏者 新野将之さんが、11月の希望ホールでの公演で演奏するプログラムについて、演奏を交えながらお話するアナリーゼワークショップ。この事業は、一流の芸術をより身近に感じてもらい、アーティストと地域が交流することを目的とした、「アーティスト・イン・レジデンス事業」の一環として実施しました。

アナリーゼの最後には客席から質問を受けました。

「音楽室にある鉄琴と木琴に挑戦しようと思っています。アドバイスをお願いします」という小学生からの質問に、新野さんは実際にマレットを持ちながら「真ん中より少し下の方を、手の甲を上にして持つように意識してみて。ぜひ挑戦してみてね!」と優しく回答していました。

また、「コロナ禍で新たに挑戦している音楽活動などありますか?」との質問には、「レッスンや公演が3か月分ほどなくなってしまい絶望を感じたが、逆に時間があるからこそ、レッスン動画を配信したり、11月のコンサートで共演する藤澤仁奈さんと新たなCDを収録して発売したりと、普段はできないことに挑戦しました。

小学校のクラスコンサートでは、コロナ禍で子どもたちに発言を求められなくなってしまったのですが、代わりに絵を描いてもらって表現するという新たな方法に取り組んだりもしました。制限かかっているからこそ、新たな発想を思いつくことができました」

と話しました。

アンケートでは「力強いメッセージに涙が出ました」「いろいろな可能性を自ら考えることが大切だと気づかされました」との感想が聞かれました。

打楽器の奏法や曲が作られるまでの過程、独特な楽譜の数々など、普段は聞けない打楽器の話を聞けたことで、11月7日の公演がより楽しみとなるアナリーゼワークショップとなりました。

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